ワークスタイル戦略グループでは、働き方を変えるための環境づくりのお手伝いを、コンサルタントという立場で行っております。グループで10万人規模の企業様のオフィス全体の改修や、最近では、社員食堂を日中決まった時間帯にオープンするのではなく、朝から晩まで開けて、そこでも働ける環境をつくりたいといった依頼もありました。福利厚生施設としての食堂を「食を通じたコミュニケーションを促進させる働く場所」とみなす企業が増え、働く場所はどんどん多様化し、多岐に渡っています。
企業の未来に寄り添って考える。
ただオフィスを改修するだけでなく、重要なのは企業が今後どうありたいのか。トップだけのメッセージじゃなくて、社員はどう思っているか、そこにどういうギャップが生じているか。そういったことをしっかりと〈見える化〉してあげて、解消するためには何が必要かをコンサルティングしています。何を目的にどうやって改善していけばよいのか事前に議論しながら、お客様に寄り添って、自分ごととして一緒に解決していくよう意識しています。
オフィスの改修だけで、すべてが叶えられるわけではもちろんないと思いますが、空間ができてその数カ月後にお邪魔すると、旧オフィスのときはシーンと静まりかえっていたのが、新しいオフィスでは賑やかに談笑していたりする。そういったシーンを実際目の当たりにすると、すごくやりがいを感じます。
各フェーズの担当が先導して、
チームで空間づくりをする。自ら作る。
最近は、クライアントとの事前のワークショップから、できるだけデザイナーや営業にも参加してもらって、生の声を一緒に聞いてプロジェクトを進めていけるように気を配っています。最初にリードする人間はコンサルですが、徐々にその役割はデザイナーに変わって、PMが全体を俯瞰して見ていく。工事が始まると工事担当がリードしていく、というように、フェーズごとに先導役は変わっていきます。ですから、みんながチームとして業務を行なっていくことが重要だと考えています。
大切なのは、お客様の立場で考えて物事を進めながら、専門家としていかに導いてあげられるか。予備知識があるに越したことはないですが、お客様に寄り添い、何がベストかを考える仕事なので、〈寄り添う心〉さえ持っていれば、若手からでもチャレンジできると思います。いろいろなことを手掛けられるのは当社の強みなので、働くなかで視野もどんどん広がっていくでしょうし、好奇心旺盛な社員にぜひ入社してもらいたいです。