プロジェクト概要

癒しとくつろぎの場を提供し、
2本の「交わらない」動線でプライバシーを確保

東京都港区の有栖川公園そばに位置していたレディスクリニックの移転・リニューアル。移転先の物件選定・紹介に始まり、移転先での基本設計(実施設計、意匠設計)、デザイン、スケルトンからの内装工事までを請負。患者数の急増により、当初は分院の開設を予定していたが、約100坪にわたる移転先物件紹介により、移転・リニューアルへ計画を変更しました。

レディスクリニックという特性から、妊婦などナイーヴな女性の患者が癒しとくつろぎを感じられるナチュラルなデザインに。設計上では、広い床面積を生かして患者動線とスタッフ動線(裏動線)を完全に分離し、保険診療と自費診療の待合を分けるゾーニングで、患者のプライバシーにしっかりと配慮しているのがポイントです。

テーマは、「開放感と安心感」。診療への緊張感を忘れ、リラックスできる場に

旧クリニックでの一番の課題だったのが「狭さ」。これにより、受付や診察室と待合の距離が非常に近く、電話応対や診察における会話が筒抜け、混みあう週末には患者が立って待たなければいけない、といった状況でしたが、今回の移転・リニューアルでは、待合空間を広く取り、高めの天井と大きなガラス窓による2面採光で開放感を演出。さらに患者とスタッフの2本の動線を、診察室を挟み、平行して走らせることで、徹底的にプライバシーを確保しました。

デザインでは、自然を感じさせる素材をできるだけ使用し、「病院にいる」という緊張感を忘れ、リラックスできる空間を提案。外国人の患者が約1割を占めるという同クリニックにおいて、さりげなく和の心も見え隠れする空間に仕上がっており、評判を呼んでいます。

デザイナーの声

三井デザインテック
商空間営業部
メディカルグループ
デザイナー
河野由紀恵

クライアントと打ち合わせを重ねる中で、非常に印象的だったのが「ブレのない姿勢」。患者さんに対する医療方針やホスピタリティが明確に確立されており、それをすべてのスタッフさんがしっかり把握している、ということも驚きでした。これはデザインにも大きく反映されていて、インテリアや家具、什器などを選定する段階では、クライアントの意向により、各エリア・ポジションで働くスタッフさんと打ち合わせを行い、エリア・ポジションごとに一つひとつの素材を決めていったのですが、最終的に出来上がった全体像は、見事なまでに統一感があり、想像以上の完成度でした。「自分たちで選んだものだから」という愛着により、スタッフさんの働くモチベーションがより向上したことも、大きな収穫だったと思います。

物件概要
担当 企画        ソリューション推進部   斎藤禎司
営業        商空間営業部       吉野恭男
設計・デザイン   商空間営業部       河野由紀恵
工事        商空間営業部       山田弘司
請負内容 移転先物件紹介、および移転先での基本設計(実施設計、意匠設計)、デザイン、スケルトンからの内装工事
所在地 東京都港区南麻布5-1-11 Qiz広尾 3F
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