Interview

ソリューション推進

カタチだけがデザインではない

以前は、店舗の内装を手掛ける会社に勤務し、三井デザインテックには中途採用で入社した。入社した2008年当時、デザインは照明や内装など「目に見えるデザイン」が重視される時代であったが、昨今は出来上がるまでの「プロセスの組み立て方や運営の仕方」が重視される時代になってきた。「椅子をデザインするのではなく、座り方や座る人のライフスタイルをデザインせよ」。この仕事では、よく言われているフレーズだ。「建物そのものだけでなく、プロセスや運営も含めてデザインと捉えるようになったのです。"デザイン"を広く捉えると、きっと楽しい仕事ができると感じました。三井デザインテックでは、そのやり方に固執せず、新しいことに挑戦できて楽しく仕事ができると感じました」。

以前、携わったプロジェクトでも、お客様とのコミュニケーションの過程もデザインのプロセスとして大切にした。「施工中に写真を撮って工事の記録をするように、打ち合わせの過程もすべて写真で記録しました」。 私たちが大切にするデザインのプロセスとは、まず方向性を決め、そのプロジェクトの着地点をお客様と一緒に作る。そうすると、次はどんなデザインにするかを決めたくなる。しかし、そこは慎重にならなければいけない。「その空間がどういう風に使われるのか、どういうものを作り上げていくのか。必ず言葉で示し、お客さまと共有することが大切。形を考えるのはそれからですね」。まずは相手の考え方を理解して、次に自分の考えも理解してもらう。「話し出すとすぐ熱くなるので、そこは聞き役に徹するように心掛けています」。相手の本音を聞き出すことができれば、その物件はほぼ完成したに等しい。

周りを巻き込み、楽しく熱いアイデアを

チームワークの取り方もプロジェクトの内容によって様々だ。社内のミーティングでは多様性のある意見が求められる。「部署や年齢関係なく、自由にアイデアを言える環境をつくることが大切です」。アイデアは多ければ多いほど、選択の幅が広がり、それが良い提案につながる。最終的な決定をしなければならないギリギリのタイミングまで、自由に意見が出る環境を作るよう心掛けている。「社内のミーティングでもプロセスが求められます。良いアイデアや熱い意見を交わせる場を作りたいのです」。

より良いアイデアを生み出すためにも、常に楽しむ気持ちを忘れない。「何事も楽しまないと上手くいかないと思います。自分が楽しんで取り組んでいると、お客様も周りの仲間もつられてワクワクする。そんな現場を作りたいです」。自分がチームの誰よりも楽しむことで、自身のオフィス空間までも明るくデザインしてしまうのだ。

良い仲間と目指すインテリア№1カンパニー

やはり、お客様や自分たちが手掛けた空間を実際に使用しているクライアント、エンドユーザーの笑顔を見ると、仕事のやりがいを感じる。実際に空間が完成するまで悩みは尽きない。「でも不思議なもので、イメージした空間が仕上がっていく過程を目にすると、勝手にモチベーションが上がってくるんですよ」。お客様に「良い空間ができましたね」と言っていただけると、すべてが報われた気持ちになるのだ。

「良いヤツが多いんですよ」。他の会社から来たからこそ分かる、会社の良さがある。「先輩や後輩を見ていても、柔軟な発想を持った人がたくさんいます。10年後は、日本一クールで楽しいデザインを生み出せる人やチームを作りたいです」。楽しそうに話ながらも、時折見せる真剣な表情。"緩"と"急"を使い分けることが、お客様や仲間の信頼を得る秘訣なのかもしれない。