Interview

インテリアデザイン事業

憧れの姿を目指して

子どもの頃、引っ越しをした。その時、母は「担当してくれたインテリアコーディネーターの方が本当に良くしてくれたの」と話していた。嬉しそうな母の姿を見て、インテリアコーディネーターや建築士という職業そのものに興味を持った。その後、「間取りや色が、人格形成や人の感情に影響を与える」という話を聞いたことが、この業界で働く決め手となった。「素材や間取り1つ変わるだけで、その家族の暮らしに影響を与えられることが不思議で仕方なかったです」。

現在、建築中の分譲マンションにおいて、間仕切りの変更など設計変更を担当している。また、IHコンロなどオプションの提案を行うための冊子の制作や、内装を変更するにあたり、関係会社へ渡す図面に記入漏れがないか確認することもある。 1年目の頃、様々な先輩の下で仕事を学んだ。優しくて頼りになる先輩ばかりなので、関係会社との打ち合わせや現場へ同行するだけでも勉強になった。建築の知識だけだったら1人でも勉強して得ることができるが、現場でないと身に付けられない知識や経験がたくさんある。

思い出すのは、初めて1人で物件を担当した時。現場から自分が頼んでいるものと違う仕上げで進んでいると連絡が入った。これではお客様にご納得いただけない。上司と一緒に、関係会社の方へ頭を下げた。自分の確認不足が招いた結果に悔しさがにじむ。この日以来、細部まで確認を怠らないように心掛けている。一つひとつ自分の目で確かめ、より慎重に進めることの大切さを知った。

点と点がつながる瞬間

以前、自分が作成した資料を関係会社の方々に説明した時、大きく首を縦に振りうなずいてくれたことがあった。資料を作成する際に必要なお客様の動向を表した集計結果と内容の確認を何度も繰り返し、悩みながら作った資料。周囲の表情を見て「理解してもらえた」と実感した。これまでの取り組みを評価していただけたと思うと嬉しくて仕方がなかった。

学生時代、建築系の学科で都市計画についての研究をしていた。市場分析をし、「都市」という空間を数値で見ていた。その時の経験は今でも活きている。担当エリアの集計結果を基に、床のフローリング材をオプションで石貼りにする項目を設定することを事業主に提案した。また、打ち合わせ中でも、学生時代に学んだ言葉が頭に浮かんでくる。「『あの言葉は、この事か!』と、学生時代は何となく理解していた物事や、これまで知らなかったことが分かり、点と点がつながると仕事が楽しくなってきます」。そうして図面が立体になり、中のインテリアが仕上がる過程を間近で見られると、空間を「創っている」という達成感に包まれる。

「また一緒に仕事をしたい」

まだ経験が浅いため、先輩たちのようにすぐに事業主や関係会社の方々と信頼関係を築くことは難しい。だからこそ、笑顔を大切にしている。常にポジティブな人と一緒に仕事をしていたら、相手も気持ちがよいはず。「難波さんに任せてみよう」と思っていただけるような信頼関係を築くことができれば、きっとステップアップにつながる。

昨年、インテリアコーディネーターの資格を取得した。「資格取得後は、法律や素材の知識が増え、より仕事が楽しくなりました」。同じ仕事なら、楽しい方が良いに決まっている。「自分なりにこうしたら仕事が楽しいのでは?と考えて行動するだけでモチベーションが上がります」。

住宅に興味を持って入社したが、オフィスや商業施設の空間づくりにも挑戦したい。純粋に空間づくりを楽しむ想いは、さらに自身を成長させる鍵となるはずだ。