Interview

ソリューション推進

この会社に入りたい!

最初は、グラフィックデザインが好きだった。けれど、高校3年生の時、ケント紙で作られた立体作品に出会って興味が移った。立体の作品が生みだす空間、光と影が織りなす微妙な表情に惹かれた。それで平面のグラフィックではなく、立体のインテリアを志した。大学は美術学部、環境デザイン学科。そこでインテリア、建築、ランドスケープを学んだ。希望の就職先は、もちろんインテリア関係。三井デザインテックを志望した理由は、個人の住宅から大規模な商業施設まで業務内容が幅広かったから。それと「採用担当の方が親身になってアドバイスしてくれたのが、嬉しかったからです。それで、この会社に入りたい!と強く思いました」。

最終面接には、選考途中の実技試験で出された課題を模型化して持って行った。「実技試験はスケッチだけのプレゼンだったのですが、終わった後に、もっとこうすれば良かったなといろいろ考えて。それで模型にしたら、もっと伝わるかなと思い立ちました」。どうしても、三井デザインテックに入りたかった。そして、その熱意が通じた。

つねにプラスアルファを提案したい!

今の仕事は、マンションモデルルームのデザイン。インテリアコーディネーター、営業とともに1つのチームを組み、様々なマンションディベロッパー(マンション開発会社)のマンションモデルルームのコンペティションに参加している。コンペティションの参加企業はまず、ディベロッパーから個別にオリエンテーションを受ける。立地、マンション全体のコンセプト、演出イメージなどを聞き、そこからインテリアを考える。「たとえば、働くママが多く暮らすような物件だったら、見た目の格好良さだけでなく、ちょっとした暮らしのアイデアを盛り込んだりして、なにかしらのプラスアルファを提案するようにしています。そうしないと、競合他社と差がつきませんから」。

大変なのは、複数のプロジェクトを同時に抱えること。それと、各案件の期間が2~3週間と短いこと。そのなかで、可能な限りいいものを提案しなくてはならない。人生初のコンペティションは、入社して3ヵ月目の頃だった。先輩や上司のサポートを受けながら、ある物件のメイン担当を任された。「内容をまとめることとプレゼンテーション資料を作るだけで、気持ちに余裕がありませんでした。プレゼンテーション当日は、とても緊張して、伝えたいことの半分くらいしか伝わらなかったかも、と落ち込みました」。結果は、予想に反して見事受注。でも、くやしかった。「今回の結果は運が良かっただけ。こんなプレゼンテーションをしていては、確実な仕事とは言えないと思いました」。それ以来、何をどう伝えるかをもっと入念に考えるようになった。結果は、プレゼンテーション次第で左右されることが多い。「だから、自分の思いを伝え切りたい。そこで伝え残しがなければ、もし負けても納得はできる。負けた理由が、ほかにあると思いますから」。これまでデザイン企画チームで手がけたコンペティションの勝率は、およそ7割。プロ野球チームなら、ぶっちぎりで優勝する数字だ。それでも、納得はしていない。

テーマは、DREAM×LOVE

年に1度、インテリア産業協会が主催する"インテリアフェスティバル"に出展している三井デザインテックブースのデザインも手がけている。毎回決められたテーマに沿って、趣向を凝らしたデザインを考える。「普段なら企画できないような提案ができるので、違った楽しさがありますね」。たとえば"住まいは楽しい"というテーマの時は「プロジェクターできれいな景色を映し出して、家のなかでもアウトドアの気分になるような演出をしました。みんなでバーベキューをしたり、寝転んで星を眺めたり、アウトドアの楽しさが味わえたらなって」。

もし、自分の仕事にテーマを決めるとしたら?「DREAM×LOVEです。お客様の夢を愛情と情熱をもって実現したいという思いから。まだまだ勉強中の身ですが、そのテーマに向かって一歩一歩前進していきます」。