Interview

インテリアデザイン事業

失敗は、成功のもと。

大規模な高額マンションの仕事を次々に手がけていた当時は、目も回るほどの忙しさだった。ひとりで多くの仕事を抱えすぎていた。失敗の種は、そんな時に芽を生やす。担当していた物件のある購入者の住戸で、設計内容の変更の工事依頼を請けていた。しかし、その工事内容を施工担当者に連絡するのを忘れてしまった。単純なミスだった。その後、工事をやり直すために、マンションディべロッパーの担当者を始め、多くの人に迷惑をかけてしまった。後日、関係者のもとへ謝罪をしに回った。自分のミスを認め誠意を持って謝罪した。
「失敗を素直に認めて誠意を持って対応してことで、結果的に多くの方の協力を得られ、無事にお引渡しをすることが出来ました。失敗はもちろん反省すべきですが、この一件から多くのことを学べました」。 失敗は、成功のもと。それから数年後、特販チームのチームマネジャーになった。

お客様は、セレブリティ。

特販チーム。すなわち、特別な販売を行なうチーム。「1億円、2億円といった超高額マンションを購入されたお客様に対して、照明、家具、カーテンなど、様々なインテリア商品を提案し販売していくことがおもな仕事です」。一般的なマンションの購入者を対象としたチームの仕事も特販チーム同様インテリア商品を提案し、販売する仕事である。インテリアコーディネーターと営業がある程度役割を分担しながら、効率的にインテリアの提案・販売を行っている。一方、特販チームは、仕事の役割分担が異なっている。「特販チームでは、私たち営業とインテリアコーディネーターの役割をあえてはっきり分けずに二人三脚でお客様に対応しています」。その分、コーディネーターとの打ち合わせに費やす時間も多くかかる。また、よりきめの細かいサービスをするために、対応の時間もより多くかかる。「お客様のお名前とお顔がすぐに一致しないということは、私たちのチームではまずありません」。特販であるがゆえに、人と人のより深い信頼関係を築く必要がある。

むずかしいのは、生活スタイルや価値観がお客様ごとに違うこと。「私たちの仕事は、お客様の立場にならないと本当にいいサービスはできないと思います。でも、お客様ごとにライフスタイルが違いますので、想像に頼る部分も多くなってしまいます」。そうはいっても、これまで多くの荒波を越えてきた。どうすれば心に響くか、どういう心づかいが必要か、大切なことが、いつしか分かってきたような気がする。「お客様から差し入れをいただいたことも、お食事に誘っていただいたこともあります」。いちばん印象に残っているのは「対応したお客様から、注文書といっしょに手紙をもらったこと」。その一筆箋には、丁寧な筆跡でこう書かれていた。"戎本さんに対応していただいて良かった"。

もっと営業マインドを!

ブランドの威力。"三井"という冠が人に与える安心感は、かなり大きい。「高額なマンションを購入されるお客様のお相手をしていると、それは強く感じます。対応をお願いできるのは、三井デザインテックさんしかないと、ご指名いただくこともあります」。三井不動産グループの一員として、一流のサービスを提供していると言う誇りがある。そして、自分たちが提供している"付加価値"を世の中のより多くの人に届けたい、という思いもある。「三井の冠は、けっして仕事の安定を約束するものではありません。もっと自分たちの仕事の付加価値を高め、より多くのお客様に私たちのサービスを提供できるように努力をしなければと、最近つくづくそう思います」。

三井デザインテックの強み。それは、インテリアデザインとスペースデザインの2大事業のシナジー。住居からオフィスや商業施設まで、様々な空間を手がけていること。「新規事業を開拓しようとした時、あるいは会社をもっと発展させようと考えたとき、この振り幅の大きさは、大きな強みです」。その強みを、もっと活かしたい。可能性は、まだまだある。「これから会社が伸びていくには、フロンティアスピリットを持った人が必要です。だから、志のある人、強い営業マインドを持った人に入ってきてほしいです。待ってます!」。