東京メトロ・広尾駅から南麻布方面へ徒歩2分。有栖川公園に程近い場所に位置していた「パークサイド広尾レディスクリニック」。徹底された医療方針やホスピタリティが評判を呼び、患者数が急増する中、空間が手狭になりつつあったのが一番の課題でした。 当時は受付や診察室と待合の距離が非常に近く、ドクターやスタッフ間の会話のほか、電話応対の声も患者様に筒抜けといった状況。週末などの混み合う日となると、立ったまま診察を待つ患者様も少なくありませんでした。ただでさえ緊張する「病院」という場所。繊細な女性患者様に、少しでもリラックスしてもらえるような空間づくりが第一優先事項だったのです。
さらに、もともとは全く異なる診療科用として開設された建物をそのまま利用していたため、バリアフリー面などの配慮が不足しており、大きなお腹を抱えた妊婦が診察室へ向かう際、内階段を上らなければいけないような構造でした。こうしたアンマッチな構造を改善し、患者様が安心・安全に診療を受けられるような「動線」を新たに構築することも重要なポイントでした。 当初は分院を新設し、患者様を分散する計画でしたが、同じ広尾駅の反対側に位置する約100坪にわたる物件との出会いから、移転・リニューアルへと計画を変更。移転先の物件紹介に始まり、移転先での基本設計(実施設計、意匠設計)、デザイン、スケルトンからの内装工事にわたる大型プロジェクトとなったのです。
















































